袋帯の歴史について

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袋帯の歴史について

袋帯の歴史

龍村平蔵の袋帯

正装用の帯と言えば袋帯です。豪華なデザインの袋帯に憧れる人もいるでしょう。その歴史は意外に新しく明治時代に始まったと考えられています。

誕生の背景

明治時代、女性の正装用の帯は丸帯とされていました。丸帯は江戸時代から締められている歴史のある帯です。裏と表が同じ柄なので大変豪華なものでした。しかし、その反面重くて締めづらいという欠点がありました。
明治30年代になると、女性のきものを改善しようという動きがでてきました。当時は洋装はまだ普及せず多くの女性はきものを着ていたためです。大正時代には女性の社会進出が活発になり、さらに改善の機運が高まります。特に帯の改良が盛んに行われました。帯が締めにくいと身支度に時間がかかって社会活動に支障を来すからです。袋帯はこうした経緯のなかで登場したと考えられます。袋帯は裏が無地なので丸帯に比べて軽いのが特徴です。袋帯の歴史は女性の社会進出の歴史と結びついていると言えるかもしれません。

袋帯の普及

袋帯誕生の歴史には他にも説があります。昭和初期に花柳界が考案したのが袋帯の歴史の始まりという説です。こちらの説でも丸帯が着用しにくいのが誕生の理由とされています。どちらの説をとっても身支度に時間をかけたくないけれどおしゃれをしたいという女性の願望を受けて登場したのは間違いなさそうです。袋帯は着用のしやすさが女性の人気を呼んで次第に広まっていきます。明治大正期には正装は丸帯でしたが、昭和になると袋帯で正装するようになってきます。ついに丸帯は結婚式の時くらいにしか着用されなくなりました。袋帯は帯の歴史を書き換えた存在だったのです。

現代の袋帯

このように袋帯の歴史は比較的浅いのですが、現代では様々なシーンで着用されています。正装用の帯としてその歴史は始まったのですが、小紋や紬などの普段用の着物に締めるものも販売されています。これからも袋帯は帯の歴史を変えていくかもしれません。
袋帯は着用できる場面が幅広いので人気があります。もしたんすの片隅に使わない袋帯がございましたらお気軽にご相談ください。

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