志ま亀の歴史について

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志ま亀の歴史について

創業二百年という伝統を誇る志ま亀の歴史とは

展示されている着物

高級着物店として有名な志ま亀は、江戸時代から創業を開始したという老舗中の老舗の名店です。その歴史と共に、志ま亀の着物の魅力について触れてみるのはいかがでしょうか。

志ま亀の創業時

志ま亀の歴史の始まりは、1810年(文化7年)にさかのぼります。初代亀之助が京都において、着物呉服商として開業を成し遂げます。この頃の日本は江戸時代の後期に該当し、文化の方面が発展している時期でした。例えば、日本の文学の歴史において名の知られる、十返舎一九の「東海道中膝栗毛」が1802年、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」が書かれたのが1814年のことです。そんな時世において、志ま亀は呉服の販売を手掛け、順調に発展をしていきます。創業から30年ほど経過すると、志ま亀の二代目が特別な衣装を自ら立案し手掛けるようになります。志ま亀の発展の歴史における、礎はこの頃に築かれたと言われています。

激動の時代においても創業し続ける志ま亀

志ま亀の二代目に続き、三代目は絵の技術に優れ、着物の絵付けなどを得意としていました。特に牡丹を好んで制作したことから「志ま亀の牡丹」として知られるほどです。この頃の歴史は、既に明治時代へと入っていました。二百年以上続いた鎖国制度が終わり、武士や幕府といった存在が過去のものとされた中、着物の歴史を絶やすことなく、志ま亀は様々なデザインを手掛け、人々から高い支持を受け続けました。1907年(明治40年)頃になると、志ま亀の四代目は商売のターゲットを、花街といった特殊な客層から、町方のご婦人たちへと変えています。過去の歴史や価値観にこだわりすぎない経営戦略が、志ま亀の強みと言えるでしょう。

現代においても老舗高級着物店として受け入れられる理由

昭和になると、戦争の影響を志ま亀も受けましたが、志ま亀の五代目は、戦前から戦後に至るまで、老舗としての歴史を絶やすことなく経営を続けました。終戦を迎えた1945年(昭和25年)には、東京進出を果たして、現在広く知られる「銀座志ま亀」の基礎を作り上げます。長い歴史の中で、志ま亀の主人は男性が継承していましたが、1960年、五代目の妻である武内俊子さんが六代目を継承します。女性らしい細やかな着物を手掛けるようになり、現在のように「女性が着たい高級な着物のお店」としての地位を築きました。かつての歴史や伝統を崩すことなく、華やかで上品な着物を手掛け続けています。

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